他人が選挙に行かないことを憤ることについて
「他人が選挙に行かない」ことを怒る人(or何らかの憤りを感じる人)が意外に多かったので、何故なのか考えて(&調査して)みました。
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1)子供の頃から親に(or学校で)「選挙には絶対に行け」などと言われ続けてきた。
自分は時間を割いて行ってるのに、何でお前たちは行かないんだという怒り。
例えば、子供が学校に行くのは「義務」で、選挙は大人の「義務(本当は権利)」。
”面倒”などの理由で学校に行かない人がいると、頑張って(辛くても)学校に行ってる人からみたら怒りを感るのと同じ。
これが一番多い印象。怒りだけでなく、哀れみや悲しみなど、何らかの憤りを感じる傾向にある。
2)特定の野党を支持している。
背景に、「投票率が上がれば政権が変わる」という考え方があり、「お前たちがいかないから世の中がダメになる(政権が変わらない)」ということで怒りを感じる。
こちらは、怒り&罵倒を行う傾向にある。
3)特定の宗教的思想がある。
例えば、投票することで功徳を積むという考え方の場合、政党に関わらず、そもそも「投票しないなんてありえない」ということになる。
善意から、心配してくれる傾向にある。
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以上がメジャーな(?)理由でしょうか。
2番の「投票率が上がれば政権が変わる」についてですが、個人的にはそうならない可能性の方が高いと考えています。
理由は、
国民が本当に政治に危機感を感じれば、投票率が上がり、政権が変わることは以前証明されてますが、
それは、投票率が上がったからではなく、”政治に危機感を感じたから”が本質です。
逆説的に、今回の選挙の投票率が低いのは、”今の政治(政権ではない)に概ね満足している”からだと考えられます。
なので、例えばネット投票ができるようになり、投票率が上がったとしても、政権が変わるほどの差は出なかったと予想します。
因みに、私の投票に対する考え方は、
「投票に行かない人が多い=行った人の票の価値が上がる=行った人は投票率の低さを喜ぶべき」
「投票するもしないも自由。行かなかった人を心の中で憤るのも自由。但し、行かなかった人を罵倒する等、迷惑をかけてはいけない」
という感じです。